「一見さんお断り」「ポルシェ専門店」といった言葉で検索して、このページにたどり着いた方もいらっしゃると思います。PORSCHE GATE代表の髙橋広規です。今日は、いま自分がポルシェの店を営んでいる私自身が、かつて専門店の前で足がすくんでしまった、という少し恥ずかしい話をさせてください。
店の前まで来て、そのまま通り過ぎた
古いポルシェを手に入れるなら、先に修理を頼める店を知っておいたほうがいい。そう考えていた私は、関西にある空冷専門店・日之出モータースの存在を知りました。ここなら安心して相談できるはずだと思い、実際に店の前まで足を運びました。
ところが、いざドアの前に立つと、急に気持ちが引いてしまいました。専門店というと、詳しい人だけが行く場所、常連でなければ相手にしてもらえない場所、というイメージが勝手に頭の中にできあがっていたのだと思います。結局その日は、店の前を素通りして帰りました。翌週、もう一度行ってみましたが、やはり入ることができませんでした。
いまポルシェの専門店的な立場で会員の方をお迎えしている私自身が、かつては専門店に入れなかった。この経験は、いまでも忘れられません。
「ほんまにこの車治すんでっか?」——初めて店に入れた日
それでも古いポルシェへの気持ちは消えず、ネットオークションで赤い911 2.7を見つけました。価格は約280万円。実動・車検付きとはいえ、写真を見た時点で、状態が良くないことは私にも分かりました。
実際に届いた車は、写真から想像していたよりもさらに状態が悪いものでした。それでも、なぜか可愛く思えてしまったのです。この車を持ち込むという理由ができたことで、私はようやくその店の中に入ることができました。
出迎えてくれた親父さんの第一声は、こうでした。
「ほんまにこの車治すんでっか?」
続けて、「2〜300万はかかりまっせ」「2.7をわざわざ直す人なんかおらんで」と言われました。当時の私は、911 2.7が不人気な年式だということすら知りませんでした。それでも、この一台を直してほしいと頼みました。
「一見さんお断り」に見えていたのは、私の思い込みだった
振り返ってみると、あの店が本当に「一見さんお断り」だったわけではないと思います。修理してほしい車を持って行けば、親父さんはきちんと向き合ってくれました。入れなかったのは、専門店という響きに対して、私が勝手にハードルを作ってしまっていたからだと思うのです。
古い車や専門的なものを扱うお店に、「詳しくない自分が行っていいのだろうか」と感じてしまう方は、きっと私だけではないはずです。だからこそ、私はいまPORSCHE GATEを、詳しくない方、初めての方こそ入りやすい場所にしたいと思っています。知識や経験の有無を問わず、まずは気軽に足を運んでいただける場所であること。それが、あの日店の前を通り過ぎてしまった自分への、ひとつの答えでもあります。
見学は無料です
PORSCHE GATEでは、見学をいつでも無料でお受けしています。「詳しくないから」「まだ何も決めていないから」と身構えず、まずは気軽にお越しいただければと思います。私自身、あの日勇気を出せずに帰ってしまった経験があるからこそ、入りやすい場所であることを大切にしています。
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PORSCHE GATE 代表 髙橋 広規

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