今期の会員募集は各店舗30名まで(大阪は追加の30名・12月末まで)。お客様への接客の質を保つため、30名で一般募集を締め切り、以後は会員様からのご紹介のみとなります。
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  • 見学で確かめてほしい5つのこと——入会を決める前に、自分の目で見てください

    見学で確かめてほしい5つのこと——入会を決める前に、自分の目で見てください

    正直に言うと、私はポルシェの専門店に、なかなか入れませんでした。古いポルシェを買う前に、先に直せる店を探そうと思って関西の専門店を調べたのに、店の前まで行って、入れずに通り過ぎて帰りました。翌週も入れませんでした。

    いま自分がポルシェの店をやっていて、その私がかつて店に入れなかった。だから PORSCHE GATE は、初めての方が入りやすい場所でありたいと思っています。

    見学は無料です。その場でお決めいただく必要もありません。せっかく来ていただくなら、次の5つを確かめて帰ってください。

    1. 車の状態を、近くで見てください

    写真では分からないことがたくさんあります。外装の状態、内装、タイヤ。気になるところがあれば、遠慮なく聞いてください。

    古いポルシェは、きちんと整備していても壊れることがあります。40〜50年前の車は、直しても当時の新車の状態に戻るだけで、今の車になるわけではありません。だからこそ、どういう状態の車に乗ることになるのかを、ご自身の目で見ていただきたいのです。

    2. どの店に、どんな車があるのか

    • 大阪本店(大阪・箕面): 空冷911系・914・924/944/928・986/996/997・991ターボS・718・マカン。空冷やビンテージの車は大阪本店にだけあります
    • 東京(青山): 911(997/996)・718スパイダー・986ボクスター・マカン ほか
    • 名古屋(名古屋市緑区有松): 986ボクスター・991.1ターボS・マカン・996 GT3仕様・944 TURBO

    会員様は3つの店のどこでもご利用いただけます。いきなり空冷はハードルが高い、という方も多いと思います。水冷や右ハンドル、ATなど、入りやすい車から始めていただいてかまいません。乗りたい車がどこにあるかは、見学のときに確かめてください。

    3. 予約の取り方

    どうやって予約するのか、乗りたい車がある日に取れそうか。ここは入会してからいちばん関わるところです。ご予約は一度に1件まで、1回のご利用は最長2泊3日(空冷の一部の車は当日中のご返却)という決まりも、見学のときにあらためてご説明します。

    4. お金と、万一のときのこと

    会費は月額110,000円(税込)で、任意保険・税金・車検・整備・洗車・保管が含まれています。燃料・高速道路・出先の駐車場代は別です。事故のとき会員様にご負担いただくのは、1事故につき100,000円までです。ご契約は1年で、その後は1年ごとの更新です。

    数字だけでは分からない細かいところを、ぜひ聞いてください。

    5. この場所の空気

    これがいちばん大事かもしれません。PORSCHE GATE は完成したサービスではなく、会員様やお客様の声を聞きながら一緒に作っている途中です。そういう場所が自分に合うかどうかは、来てみないと分かりません。

    私が作りたいのは、車好きがゆっくり集まれる場所です。仕事ではなく、趣味でつながる場所。車の話をしに来るだけでも楽しい、と思っていただける場所かどうかを、感じて帰っていただければうれしいです。

    見学は2種類あります

    • ご予約いただく見学(60分ほど): 実際の車をご覧いただきながら、車の違いやご利用の仕方をご説明します
    • お店で声をかけていただく見学(10分ほど): 大阪本店では、店内のカフェ PORCINI にいらした方などに、ガラス越しに見えている車を近くでご覧いただいています

    どちらも無料です。大阪本店の住所は 〒562-0024 大阪府箕面市粟生新家2-5-9、名古屋は 〒458-0911 愛知県名古屋市緑区有松町大字桶狭間高根22番地 です。東京の詳しい場所は、ご予約のときにご案内します。

    ▶ 見学のお申し込み(大阪・東京・名古屋)

    https://porschegate.blog/visit/?utm_source=blog&utm_medium=article&utm_campaign=blog_daily&utm_content=t22

    見学のご相談は LINE からでも受け付けています。

    https://line.me/R/ti/p/@664gahzt (ID: @664gahzt)

    PORSCHE GATE 代表 髙橋 広規

  • PORSCHE GATE に入れる方・入れない方——入会の条件を先にお伝えします

    PORSCHE GATE に入れる方・入れない方——入会の条件を先にお伝えします

    見学に来ていただいてから「実は条件に当てはまらなかった」となるのは、来てくださった方にとっても、私どもにとっても残念なことです。ですので、入会の条件を先にすべて書いておきます。

    入会の条件

    PORSCHE GATE にご入会いただける方の条件は、次のとおりです。大阪・東京・名古屋のどの店でも同じです。

    1. 日本国内で有効な運転免許証をお持ちで、運転歴が5年以上あること

    2. 70歳未満であること

    3. 過去3年間に、重大な交通違反の経歴がないこと

    4. 日本国籍の方、永住者の方、または日本にお住まいで、在留期間の満了日がご契約期間(1年)の満了日より後の方

    5. 当社所定の審査を通ること

    ひとつずつ補足します

    運転歴5年以上・70歳未満

    免許をお持ちの年数と、年齢の条件です。数字のとおりですので、迷われることは少ないと思います。

    重大な交通違反の経歴

    過去3年間で見ています。どこまでが「重大」に当たるかは、ご不安があれば見学やお問い合わせのときにご相談ください。

    国籍・在留資格

    日本国籍の方と永住者の方に加えて、日本にお住まいの方で、在留期間の満了日がご契約の1年の満了日より後であれば、ご入会いただけます。在留カードで確認させていただき、更新のたびにあらためて確認します。

    審査

    当社所定の審査があります。審査の中身はここでは書きませんが、ご入会をご希望いただいたときにご案内します。

    運転できるのはご本人だけです

    ご契約いただいた会員様ご本人だけが運転できます。ご家族やご友人が同乗されるのは大丈夫ですが、運転を代わっていただくことはできません。上の条件は、運転されるご本人について確認するものです。

    条件のほかに、先に知っておいていただきたいこと

    入会の条件とは別に、ご入会の前に知っておいていただきたい決まりもまとめておきます。

    • 会費は月額110,000円(税込)です。入会金・保証金・年会費は0円で、大阪・東京・名古屋のどの店でも同じです
    • 会費には、任意保険(対人・対物 無制限)・税金・車検・整備・洗車・保管が含まれます。燃料代・高速道路代・出先の駐車場代は会員様のご負担です
    • ご契約は1年で、その後は1年ごとの更新です。最初の1年の途中での解約は原則としてお受けしていません
    • ご予約は一度に1件まで、1回のご利用は最長2泊3日です(空冷の一部の車は当日中のご返却)

    条件を満たしていても、こうした決まりがご自分の使い方に合うかどうかは、また別のお話です。見学のときに、ご自身の使い方を思い浮かべながら聞いていただければと思います。

    本当は、たくさんの方に乗っていただきたい

    私は「一度はポルシェを味わってほしい」と思ってこの場所を始めました。ボディの剛性感、ステアリング、ブレーキ、エンジンの音や振動は、触って乗って走って初めて分かります。だから本当は、できるだけ多くの方に乗っていただきたい。

    一方で、PORSCHE GATE の車は、会員様みんなで大切に使い、次の世代へ残していく車です。だからこそ、どなたにも同じ条件で、同じように確認させていただいています。

    お店には20代の車好きの方も来てくださいます。条件を満たしていただければ、車が好きという気持ちのほかに、特別な経歴は要りません。

    「PORSCHE GATE のオーナーズクラブの会員になって、私の友達になってもらいたい。」これが私の本音です。

    条件に当てはまるか分からないときは

    見学は無料です。条件のことで迷われたら、見学のお申し込みのときや LINE で、先に聞いていただいてかまいません。見学に来られても、その場でお決めいただく必要はありません。

    ▶ 見学のお申し込み(大阪・東京・名古屋)

    https://porschegate.blog/visit/?utm_source=blog&utm_medium=article&utm_campaign=blog_daily&utm_content=t21

    見学のご相談は LINE からでも受け付けています。

    https://line.me/R/ti/p/@664gahzt (ID: @664gahzt)

    PORSCHE GATE 代表 髙橋 広規

  • ご家族にどう話しますか——ポルシェのクラブに入る前に、一緒に確かめてほしいこと

    ご家族にどう話しますか——ポルシェのクラブに入る前に、一緒に確かめてほしいこと

    ポルシェのクラブに入りたい。でも、家族にどう言えばいいか分からない。そういう方は少なくないと思います。月に決まった金額がかかりますし、「ポルシェ」と聞くだけで身構えるご家族もいらっしゃるでしょう。

    私は、ご家族に内緒で入っていただくより、一緒に納得していただいたうえで入っていただきたいと思っています。そのために、ご家族と一緒に確かめていただきたいことを書きます。

    お金のこと: 毎月いくらで、ほかに何がかかるのか

    • 会費は月額110,000円(税込)。入会金・保証金・年会費は0円です
    • 会費には、任意保険(対人・対物 無制限)・自動車税などの税金・車検・整備・洗車・保管が含まれています
    • 会費とは別にかかるのは、燃料代・高速道路代・出先の駐車場代です

    「車を1台増やす」のとは違って、保険や税金、置き場所を家計で別に用意する必要はありません。毎月の金額が決まっているので、ご家族にも説明しやすいと思います。

    事故のときのこと: いちばん心配されるところ

    ご家族がいちばん心配されるのは、たぶんここです。

    • 相手のある事故の対人・対物は、任意保険(無制限)で対応します
    • 当社の車の修理費は、原則として当社が負担します。通常の事故で会員様にご負担いただくのは、1事故につき100,000円までです
    • 会員様に過失のない故障は、当社の負担です

    細かい条件はご契約のときに書面でご説明します。「万一のとき、いくらまでなのか」が先に分かっていることは、ご家族にとって大事なことだと思います。

    運転するのはご本人だけです

    PORSCHE GATE の車を運転できるのは、ご契約いただいた会員様ご本人だけです。ご家族が助手席に乗っていただくのはまったく問題ありません。

    ご夫婦で、あるいはお子さんと一緒にドライブに出かける。運転はご本人で、ご家族は隣で景色と音を楽しむ。そういう使い方をしていただけたら、私としてはうれしいです。

    家に置かない、という安心

    ご家族にとっては、「家の駐車場に古いポルシェが来る」こと自体が心配の種かもしれません。

    PORSCHE GATE の車は、お店で保管しています。乗るときに店で受け取って、乗り終わったら店に返していただく形です。置き場所を用意していただく必要はありませんし、洗車や整備も会費の中で当社が行います。

    私自身、これまで数十台の旧車・趣味車に乗ってきましたが、古い車を自分で持つのは本当に手がかかります。整備して「これなら大丈夫」という状態でも、試乗中に壊れることがあります。その手間と心配を家庭に持ち込まずに楽しめる、というのは、ご家族への説明の一つになると思います。

    「借りる」のではなく「クラブに入る」

    もう一つ、ご家族にお伝えいただきたいのは、PORSCHE GATE がクラブだということです。例えるなら、ゴルフ場の会員に近いと思っています。コースを一人で抱えるのではなく、会員みんなで支えて、みんなで使う。車も同じで、会員様が楽しんで走らせ続けることが、古いポルシェを次の世代へ残すことにつながります。会員様は「借りる人」ではなく、クラブの一員です。

    ご家族が見ているもの

    以前、ご夫婦でお店に来てくださった方から、「主人がこんなに笑っているところを見たことがない」という趣旨の言葉をいただいたことがあります。私はこの言葉を、今でもよく思い出します。

    ご家族が心配されるのは、お金や事故のことだけではないのかもしれません。何に夢中になっていて、それがどんな場所なのか。そこが見えないから不安になる、ということもあると思います。

    私が作りたいのは、車好きがゆっくり集まれる場所です。仕事ではなく、趣味でつながる場所。ポルシェに乗れることは、そのための入口だと思っています。

    よろしければ、ご家族と一緒に見学へ

    ご家族とご一緒に見学に来ていただいてかまいません。実際の車と場所を見ていただくのが、いちばん話が早いと思います。見学は無料で、その場でお決めいただく必要もありません。

    ご契約は1年です。途中のことや、やめ方のことも、ご家族と一緒に聞いていただければ、そのままお答えします。

    ▶ 見学のお申し込み(大阪・東京・名古屋)

    https://porschegate.blog/visit/?utm_source=blog&utm_medium=article&utm_campaign=blog_daily&utm_content=t20

    見学のご相談は LINE からでも受け付けています。

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    PORSCHE GATE 代表 髙橋 広規

  • ご契約はなぜ1年なのか——期間・更新・やめ方を、先にすべて書きます

    ご契約はなぜ1年なのか——期間・更新・やめ方を、先にすべて書きます

    PORSCHE GATE のご契約は、1年間です。「1年も縛られるのか」と感じる方がいらっしゃるのは当然だと思います。入る前に、出口のことまで分かっていないと安心できません。

    なので、この記事では、期間・更新・やめ方を先にすべて書きます。そのうえで、なぜ1年にしているのかを、私の考えとしてお話しします。

    ご契約の期間と更新

    • ご契約は1年です
    • 1年が終わると、1年ごとに自動で更新されます
    • 会費は月額110,000円(税込)の月払いが基本です。1年分をまとめてお支払いいただく一括年払い(1,200,000円(税込)/年)も選べますが、途中で終了されても返金しない決まりです

    やめるときは

    • 更新したあとは、退会したい日の30日前までに、記録が残る方法でお知らせいただければ退会できます。残りの期間の会費をご請求することはありません
    • 最初の1年の途中での解約は、原則としてお受けしていません
    • ただし、ご本人が亡くなられた場合、長い療養が必要になった場合、海外へ移られる場合など、続けることが著しく難しい事情があるときは、当社が認めたうえで解約をお受けします。その場合も、残りの期間の会費を一括でご請求することはありません

    細かい手続きは、ご契約のときに書面でご説明します。

    なぜ最初の1年をお願いしているのか

    ここからは私の考えです。

    古いポルシェは、置いておけば朽ちます。走らせ続けてこそ残ります。展示している車でも、長く動かさないと調子を崩すことがあります。私が PORSCHE GATE を始めた理由の一つは、「自分だけでは全部の車に乗れない。誰かに乗ってもらいたい」という思いでした。

    そして、乗り続けるためには、直せる人が要ります。整備士さんや板金・塗装、内装の職人さんたちの高齢化や後継ぎ不足に、私は強い危機感を持っています。車だけでなく、それを直す人も育てていかないと、この仕組みは一代で終わってしまいます。

    車を整え、人を育てるには、ある程度の見通しが必要です。月ごとに会員様が入れ替わる前提では、それが立てられません。最初の1年をお願いしているのは、会員様と一緒に、腰を据えてクラブを続けていくためです。

    それに、いろいろなポルシェを乗り比べるには、1か月では足りません。1年かけて、ご自身に合う1台、合う楽しみ方を見つけていただきたいと思っています。

    ゴルフ場の会員に近い、と考えてください

    PORSCHE GATE は、時間を区切って車をお使いいただくお店ではなく、クラブです。例えるなら、ゴルフ場の会員に近いと思っています。コースを一人で抱えるのではなく、会員みんなで支えて、みんなで使う。車も同じで、会員様で共同で運用し、楽しみながら走らせ続けることで、古いポルシェを動く状態のまま残していきます。

    会員様は「借りる人」ではなく、クラブの一員です。だから、ご契約もある程度の期間をご一緒いただく形にしています。

    月払いと一括年払い、どちらにするか

    一括年払いは、途中で終了されても返金しない決まりです。最初の1年は様子を見たいという方は、月払いで始めていただくのがよいと私は思います。どちらを選ばれても、会費に含まれるもの(任意保険・税金・車検・整備・洗車・保管)は同じです。

    だからこそ、入る前にしっかり見てください

    1年をお願いする以上、入る前の判断材料はできるだけお渡ししたいと思っています。

    見学は無料です。ご予約いただく見学は60分ほどで、実際の車をご覧いただきながら、車の違いやご利用の仕方をご説明します。その場でお決めいただく必要はありません。契約のことも、やめ方のことも、遠慮なく聞いてください。

    ▶ 見学のお申し込み(大阪・東京・名古屋)

    https://porschegate.blog/visit/?utm_source=blog&utm_medium=article&utm_campaign=blog_daily&utm_content=t19

    見学のご相談は LINE からでも受け付けています。

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    PORSCHE GATE 代表 髙橋 広規

  • 「会員になっても予約が取れないのでは?」という不安に、いまお答えできること

    「会員になっても予約が取れないのでは?」という不安に、いまお答えできること

    共同で車を使う仕組みと聞くと、まず浮かぶのは「乗りたいときに予約が取れないのでは」という心配だと思います。私が逆の立場でも、真っ先にそこを聞きます。

    この記事では、いまの決まりと、私がお約束できること・できないことを分けて書きます。

    ご予約の決まり

    PORSCHE GATE のご利用の決まりは、次のとおりです。

    • ご利用の回数に上限はありません
    • ただし、ご予約は一度に1件までです。1件のご利用が終わったら、次のご予約を入れていただけます
    • 1回のご利用は最長2泊3日です。空冷の一部の車は、当日中にご返却いただきます
    • 1回のご予約で使えるのは、1名・1台です
    • 運転できるのは、ご契約いただいた会員様ご本人だけです(同乗は大丈夫です)

    「一度に1件まで」「最長2泊3日」という決まりは、一人の方が何台も押さえたり、長く持ち続けたりしないためのものです。会員様みんなで同じ車を気持ちよく使うための、最低限のルールだと考えています。

    3つの店のどこでも使えます

    会費は全店共通で、大阪・東京・名古屋のどの店の車でもご利用いただけます。空冷やビンテージの車は大阪本店にしかありませんが、東京や名古屋の車が大阪に来ているときは、大阪の会員様もその車にお乗りいただけます。

    「この1台」だけを待たない、という考え方

    予約のことを考えるとき、もう一つお伝えしたいことがあります。

    PORSCHE GATE では、空冷の911も、924も、現行の718も、同じ会費でお乗りいただけます。1台を買えば、その1台しか知ることができません。いろいろなポルシェに乗れることが、このクラブのいちばんの良さだと私は思っています。

    「どのポルシェが一番いいですか」と聞かれたら、私は「どれも良い。それぞれ違う。それぞれに良さがある」と答えます。いきなり空冷はハードルが高いという方は、水冷や右ハンドル、ATなど、入りやすい車から始めていただいてかまいません。

    もちろん、お目当ての1台がある方もいらっしゃると思います。それでも、その車が空いていない日に別のポルシェに乗ってみたら、思いがけず気に入った、ということもあるはずです。予約の取りやすさは、乗りたい車の幅によっても変わってくると思います。

    正直にお伝えしておくこと

    大阪本店の車は、名古屋の開業に合わせて一部を配置換えしたため、以前より選べる車が少なくなっています。これは事実ですので、隠さずに書いておきます。大阪の車は、今後あらためて整えてまいります。

    それから、「何曜日なら空いています」「週末はこれくらい取れます」といった数字は、この記事では書きません。きちんとした数字としてお出しできる形になっていないものを、印象でお伝えしたくないからです。

    会員が増えたら、車と拠点を増やします

    「会員が増えたら、ますます取れなくなるのでは」という心配もあると思います。

    これについての私どもの考えは一つです。会員が増えたら、会社として車両と拠点を増やします。 会員の数を車の台数で抑えるのではなく、会員が増えるのに合わせて、乗れる車と行ける場所を増やしていく。全体で使っている車は実際に増えてきていますし、これからも増やしていきます。ただし、何台をいつまでに、というお約束はここではしません。

    見学のときに、遠慮なく聞いてください

    PORSCHE GATE は完成したサービスではありません。会員様やお客様の声を聞きながら、一緒に作っている途中です。予約のしやすさも、その中でいちばん大事なことの一つだと思っています。

    ですので、見学のときには「どうやって予約するのか」「乗りたい車がある日に取れそうか」を、遠慮なく担当者に聞いてください。その場で分かることは、そのままお答えします。

    見学は無料で、その場で決めていただく必要はありません。

    ▶ 見学のお申し込み(大阪・東京・名古屋)

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    見学のご相談は LINE からでも受け付けています。

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    PORSCHE GATE 代表 髙橋 広規

  • 「やっぱり自分のポルシェを持ちたい」という方へ——買う前にしてほしいこと

    「やっぱり自分のポルシェを持ちたい」という方へ——買う前にしてほしいこと

    「ポルシェには乗りたい。でも、どうせなら自分の1台を持ちたい」

    そう思われる方の気持ちは、私にはよく分かります。私もそうでしたし、今でもその気持ちはあります。だからこの記事では、PORSCHE GATE に入ってくださいという話ではなく、買う前にしておいてほしいことを書きます。

    私の最初のポルシェは「これではない」だった

    子どもの頃、スーパーカーブームの中で育ち、私はポルシェに惹かれました。大人になったら乗るものだと思っていましたが、現実はそう簡単ではなく、一度は夢として諦めました。

    その後、仕事を頑張った自分へのご褒美に、2014年式の911(991)Turbo S を買いました。これが私の最初のポルシェです。

    ところが、足回りが純正の状態ではなく、普通の道でも突き上げが強い。販売店とやり取りをして純正に戻しましたが、それでも「子どもの頃に憧れていたポルシェは、これではない」という気持ちが残りました。そこから昔のポルシェを探し始めたのが、今につながっています。

    速くて、快適で、よくできた車でした。それでも、自分が欲しかったものとは違った。買ってみて初めて分かったことです。

    会費は資産にはなりません。それでも先に乗ってほしい理由

    はっきり書いておきます。PORSCHE GATE の会費は、払ったぶんが資産として残るものではありません。「持つ」ことの満足感とは別のものです。

    それでも、買う前に一度いろいろなポルシェに乗ってほしいと私が思うのは、上に書いたような経験があるからです。最新のポルシェは乗りやすくて速くて快適ですが、それと「楽しい」は同じではありません。古いポルシェは、年代をさかのぼるほどダイレクト感が増して、ゴーカートに近い感覚になります。どちらが自分に合うかは、乗ってみないと分かりません。

    「人生で一度は乗ってみたい車」は誰にでもあると思います。でも、所有できる人は限られます。30分乗って分かることがある。乗ってから、買うか買わないかを決めればいい。私はそう考えています。

    値段の上がり下がりで選ばないでください

    「どのポルシェが一番いいですか」と聞かれたら、私は「どれも良い。それぞれ違う。それぞれに良さがある」と答えます。

    だからこそ、リセールや希少価値だけで最初の1台を選ぶことは、私はおすすめしません。実際に乗って、自分が楽しいと思う車を選んでほしい。これは私の個人的な考えですが、最初の911なら、今の世代では標準のカレラ、空冷なら964あたりが入口としてよいと思っています。

    持つ前に知っておいてほしい、旧車の現実

    古いポルシェを持つなら、楽しさと同じくらい大変さもあります。整備して「これなら大丈夫」という状態でも、試乗中に壊れることがあります。40〜50年前の車を直しても、当時の新車の状態に戻るだけで、今の車になるわけではありません。

    必要なのは、自分で整備できるか、信頼できる整備工場。そして、時間とお金と故障を受け入れる余裕です。PORSCHE GATE の会費には、保険・税金・車検・整備・洗車・保管が含まれていますが、自分で持つならこれをすべて自分で抱えることになります。

    「買う前の1年」という使い方もあります

    PORSCHE GATE では、空冷の911から現行の718まで、いろいろなポルシェにお乗りいただけます(空冷やビンテージの車は大阪本店にあります)。

    いずれ自分の1台を持ちたい方が、その前の時間を使って何台も乗り比べる。そういう使い方をしていただいても、私はまったくかまわないと思っています。自分に合う1台が分かってから買うほうが、きっと長く楽しめます。

    見学は無料で、その場で決めていただく必要はありません。まずは実際の車を見に来てください。

    ▶ 見学のお申し込み(大阪・東京・名古屋)

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    PORSCHE GATE 代表 髙橋 広規

  • 月額110,000円(税込)に含まれるもの、含まれないもの——1年の総額を先にお伝えします

    月額110,000円(税込)に含まれるもの、含まれないもの——1年の総額を先にお伝えします

    ポルシェに興味があって私どものことを調べてくださった方が、最初に気にされるのは、やはりお金のことだと思います。月にいくら、1年でいくら、それ以外に何がかかるのか。ここがはっきりしないまま「まずは見学に」と言われても、足が向かないのは当然です。

    ですので、この記事では、会費に含まれるもの・含まれないものを、私が分かっている範囲で全部書きます。

    会費は月額110,000円(税込)。入会金・保証金・年会費はいただいていません

    PORSCHE GATE の会費は、大阪・東京・名古屋のどの店でも同じで、月額110,000円(税込)です。

    • 入会金: 0円
    • 保証金: 0円
    • 年会費: 0円

    お支払いは月払いが基本で、12か月お支払いいただくと合計 1,320,000円(税込)になります。1年分をまとめてお支払いいただく一括年払い(1,200,000円(税込)/年)も選べます。ただし一括年払いは、途中で終了されても返金しない決まりです。最初は様子を見たいという方は、月払いで始めていただくのがよいと私は思います。

    ご契約の期間は1年で、その後は1年ごとの更新です。「1年でいくらか」を最初にお伝えしているのは、そのためです。

    会費に含まれているもの

    月額110,000円(税込)の中に入っているのは、次のものです。

    • 任意保険(対人・対物 無制限)
    • 自動車税などの税金
    • 車検
    • 点検・整備
    • 洗車
    • 保管

    走行距離の上限はありません。ご利用の回数にも上限はありません(ご予約は一度に1件まで、1回のご利用は最長2泊3日。空冷の一部の車は当日中のご返却です)。

    会費とは別に、会員様のご負担になるもの

    ここは隠さずに書きます。

    • 燃料代: ハイオクを満タンにしてご返却いただきます
    • 高速道路代: ETCカードは会員様ご自身のものをお持ちください
    • 出先の駐車場代
    • 事故のとき: 当社の車の修理費は原則として当社が負担します。通常の事故で会員様にご負担いただくのは、1事故につき100,000円までです(細かい条件はご契約のときにご説明します)
    • 故障のとき: 会員様に過失のない故障は、当社の負担です

    つまり、1年でかかるのは「会費」と「走った分の燃料・高速・駐車場代」が基本で、万一の事故のときに上限のある負担がある、という形です。

    1台を持つと、何がかかるのか

    私自身、これまで数十台の旧車・趣味車に乗ってきました。古いポルシェは本当に楽しいのですが、楽しいだけでは済みません。

    整備士さんに見てもらって「これなら大丈夫」という状態でも、試乗中に壊れることがあります。直すには時間もお金もかかります。置いておく場所も要ります。乗らずに置いておけば、それはそれで調子を崩します。

    1台を持てば、車の代金に加えて、税金・保険・車検・整備・保管場所を、すべてご自身で手配して払うことになります。金額は車の年式や状態でまったく違うので、ここで「いくら」とは書きません。ただ、会費に含まれている項目を見ていただくと、持つと何を自分で抱えることになるかは分かっていただけると思います。

    高いか安いかは、乗ってみてから決めてください

    月額110,000円(税込)は、決して安い金額ではありません。私もそう思います。

    ただ、ボディの剛性感、ステアリング、ブレーキ、エンジンの音や振動、車の軽さは、本や動画では分かりません。触って、乗って、走って、初めて分かります。それが分かったうえで「この金額なら続けたい」と思えるかどうか。判断はそこでしていただくのがいちばんだと思っています。

    見学は無料です。その場でお決めいただく必要もありません。お金のことも、見学のときに遠慮なく聞いてください。

    ▶ 見学のお申し込み(大阪・東京・名古屋)

    https://porschegate.blog/visit/?utm_source=blog&utm_medium=article&utm_campaign=blog_daily&utm_content=t16

    見学のご相談は LINE からでも受け付けています。

    https://line.me/R/ti/p/@664gahzt (ID: @664gahzt)

    PORSCHE GATE 代表 髙橋 広規

  • 「主人がこんなに笑っているのを初めて見た」――PORSCHE GATEを続ける理由

    「主人がこんなに笑っているのを初めて見た」――PORSCHE GATEを続ける理由

    ある日いただいた、忘れられない一言

    PORSCHE GATE代表の髙橋広規です。

    これまで店を続けてきた中で、何度も思い出す言葉があります。あるご夫婦でご来店いただいたお客様から、「主人がこんなに笑っているところを見たことがない」という趣旨の言葉をいただいたことがありました。個人を特定できるような詳しい状況はここでは書きませんが、その一言は、今もずっと私の中に残っています。

    正直に言うと、私はこの仕事を「ポルシェに乗れるサービスを提供する」ことだと思って始めたわけではありません。あの一言をいただいたとき、自分がやろうとしていたことの輪郭が、少しはっきりと見えた気がしました。

    駐車場での立ち話で終わらせたくなかった

    車好きが集まる場というのは、昔からいろいろな形でありました。ただ、一般的な車のイベントというのは、どうしても駐車場に車を並べて、立ち話をして解散する、という形になりがちです。それ自体が悪いわけではありませんが、私はもう少し違う場所を作りたいと思っていました。

    車好きがゆっくりと集まれて、腰を据えて車の話をできる場所。仕事の関係でもなく、利害関係でもなく、ただ趣味でつながっているコミュニティ。そういう場所を作りたいという思いが、PORSCHE GATEの出発点のひとつにあります。

    店に来てくださる方の中には、仕事の肩書きも年齢も様々な方がいらっしゃいます。それでも、車の前では、そうした違いはあまり関係がなくなります。整備の話で盛り上がる方もいれば、昔乗っていた車の思い出を語り出す方もいます。駐車場での立ち話では生まれにくい、そうした時間こそが、私がこの場所で作りたかったものです。

    会員制の本当の目的は、コミュニティ作り

    PORSCHE GATEは会員制のサービスですが、私の中では「ポルシェに乗り放題になること」は、あくまでオマケだと思っています。本当の目的は、コミュニティを作ることにあります。

    同じ車が好きな人たちが、同じ場所に集まり、同じ車について話す。整備の話、乗り心地の話、昔の思い出話。そうした時間を積み重ねていくうちに、単なる「サービスの利用者」ではなく、「仲間」のような関係が自然とできていきます。あのご夫婦のお客様が見せてくださった笑顔も、車に乗れたことだけが理由ではなく、そうした場の空気も含めての笑顔だったのではないかと、私は想像しています。

    レンタルは手段であり、あくまで入口

    もうひとつ、私がよく考えていることがあります。人生で一度は乗ってみたい車というのは、誰にでもあるはずです。ただ、それを実際に所有できる人は、ごく限られています。

    だからこそ、PORSCHE GATEでは「所有する」以外の形で、その車に触れてもらえる場所を作りたいと思いました。レンタルという形はあくまで手段であり、入口です。30分、1時間乗ってみるだけで分かることがたくさんあります。乗ってみて、もし本当に好きになったら、そこから購入を考えればいい。順番は逆でもいいはずだと、私は思っています。

    あのご夫婦のご主人も、きっと「一度は乗ってみたい」という気持ちを長く抱えていたのではないかと思います。その気持ちが実際にハンドルを握る体験につながり、あの笑顔になったのだとしたら、これほど嬉しいことはありません。

    最近は、若い方が車に興味を失ったとよく言われますが、私はそうは思っていません。興味を失ったのではなく、買える車、興味を持ち続けられる車が減ってしまったのではないかと感じています。実際、PORSCHE GATEには20代の車好きの方も来てくださいます。所有という形にこだわらず、まずは触れてもらう。そうした入口を用意することが、これからも大切になってくると思っています。

    これからも、この場所を続けていく理由

    PORSCHE GATEを始めた当初、私はここまで多くの方に支えられる場所になるとは想像していませんでした。ただ、あの一言をいただいたときに、自分がやろうとしていたことは間違っていなかったと、はっきり感じることができました。

    車好きの方がゆっくり集まれて、好きな車に実際に触れられて、笑って帰っていただける。そういう場所を、これからも大切に続けていきたいと思っています。

    見学はいつでも無料です。文章だけでは伝わらない部分も多いと思いますので、ぜひ一度、ご自身の目で、この場所の空気を確かめにいらしてください。

    見学のご相談はLINEからお気軽にどうぞ。 https://line.me/R/ti/p/@664gahzt (ID: @664gahzt)

    PORSCHE GATE 代表 髙橋 広規

  • 964カブリオレとの出会い——ティプトロニックが教えてくれたこと

    964カブリオレとの出会い——ティプトロニックが教えてくれたこと

    探していたのはセリカだったのに

    私は以前、知人に頼まれて3代目のトヨタ・セリカを探していました。中古車店を何軒も回っている中で、偶然目に入ったのが1台の964カブリオレでした。

    外装は日焼けで白化し、エンジンもタイヤも外されている状態です。お世辞にもコンディションが良いとは言えない一台でした。普通であれば素通りしていたはずなのですが、なぜか気になって店員さんに聞いてしまいました。「これ、売り物ですか?」。返ってきた答えは「買ってもらえます?」。その場で即決してしまい、納車までは約2か月かかりました。

    セリカを探していたはずが、気づけば964カブリオレを買っていた。振り返ってみても不思議な出会いですが、こういう一目惚れのような出会い方こそ、古い車との付き合いではよくあることなのかもしれません。状態の良い個体を探して慎重に比較検討する、という買い方もあるとは思いますが、私の場合はいつも、理屈よりも先に心が動いてしまいます。

    帰り道で起きた小さなトラブル

    納車されたその日、私は意気揚々と乗って帰りました。しかし帰り道、油温が上昇し始め、さらにティプトロニックのシフト表示が点かなくなるという不調が重なり、その場で引き返すことにしました。

    古いポルシェと付き合うというのは、こういうことの連続です。整備されて「大丈夫」と思っていても、走り出してから不調が出ることはよくあります。せっかく手に入れた一台が、納車初日から不安を抱えたスタートになったわけですが、この一台も、そんな付き合いの始まりでした。

    親父さんの一言で見方が変わった

    その車を持ち込んだ先は、いつもお世話になっている空冷専門店の親父さんでした。状態を見てもらうと、一言「これはいい車や」。さらに「スポーツシート付いとるし、総革張りや」と教えてくれました。

    外装の日焼けや機関の不調で頭がいっぱいだった私にとって、この一言はとても大きなものでした。見た目の印象や不調ばかりに気を取られていた自分に気づかされた瞬間です。車の本当の良さは、こうして一台ずつ知っている人に教えてもらって、初めて分かることがあるのだと思います。

    スポーツシートや総革張りといった細部は、カタログや写真だけではなかなか気づけません。実際にその車の前に立ち、シートに触れ、内装を見て回った人にしか分からない価値があります。この一台を通して、私はそのことを改めて教わりました。

    「MTでなければダメ」という思い込み

    正直に言うと、私はそれまで「ポルシェはマニュアルでなければ本当の楽しさは味わえない」と思い込んでいました。しかし、このティプトロニックの964カブリオレに乗ってみると、空冷エンジンの質感とオープンエアーの開放感は、ミッションの種類に関係なく楽しいものだと実感しました。

    ティプトロニックという機構自体、乗ってみると想像以上に面白いものでした。シフトの感覚、エンジンとの呼応、どれも「MTでなければダメ」という思い込みだけで片付けてしまうのは、もったいないことだと今では思っています。思い込みというのは、実際に自分で乗ってみるまで、なかなか外れないものです。

    これはティプトロニックに限った話ではないと思います。年式やボディタイプ、ミッションの種類について、人から聞いた評価や一般論だけで「良い」「悪い」を決めてしまうのは、もったいないことです。自分の感覚で確かめてみることの方が、ずっと確かだと私は思っています。

    一台一台との出会いが教えてくれること

    状態の良くない車との出会いから始まったこの964カブリオレですが、トラブルも含めて、今の私の考え方に大きな影響を与えてくれた一台です。古いポルシェには、新車にはない「物語」があります。それぞれの車に、それぞれの個性があり、それぞれの楽しみ方がある。だからこそ、型式やミッションの種類だけで判断せず、実際に乗ってみることをお勧めしたいのです。

    PORSCHE GATEでは、こうした一台一台との出会いから生まれた車たちに、実際に触れていただける場所を目指しています。見学はいつでも無料です。文章だけでは伝わらない空冷の質感を、ぜひ一度ご自身の目と手で確かめにいらしてください。

    見学のご相談はLINEからお気軽にどうぞ。 https://line.me/R/ti/p/@664gahzt (ID: @664gahzt)

    PORSCHE GATE 代表 髙橋 広規

  • 最後の空冷ポルシェ、993について思うこと

    最後の空冷ポルシェ、993について思うこと

    私たちのお店には、空冷911が複数あります。その中でも993は、少し特別な存在だと感じています。993は、空冷エンジンを積んだ911としては最後の世代にあたります。その後のモデルから水冷エンジンに変わっていったので、993は「最後の空冷ポルシェ」と呼ばれています。今日は、この993について、私なりに感じていることをお話しさせてください。

    空冷911の、最後の完成形

    私がポルシェに惹かれたのは、子どもの頃にスーパーカーブームの中で育った経験からでした。フェラーリやランボルギーニもかっこいいと思いましたが、最終的に心を掴まれたのはポルシェでした。見た目から入って、だんだんと「最高速度を競うのではなく、高速で走り続けられる性能を追う」という思想や、走りに関係する部分へ徹底的にコストをかける設計の考え方に惹かれていきました。

    993は、その空冷911の歴史の、最後に辿り着いた形だと思っています。長く熟成されてきた空冷エンジンの、ひとつの完成形というイメージを、私は持っています。そしてその次の世代からは水冷に変わり、911そのものの性格も少しずつ変化していきました。だからこそ、993には「空冷の最後」という、他のモデルにはない独特の重みがあるのだと思います。

    走りに必要な部分へ、お金をかける思想

    私がポルシェという車に惹かれ続けている理由のひとつに、走りに関係する部分、つまりボディやエンジン、足回り、ブレーキには徹底的にお金をかけ、逆にそこに関係しない部分は簡素で合理的に作られている、という設計の考え方があります。馬力の数字だけでなく、車全体のバランスで性能をつくっていく。この、他のメーカーとは少し違う考え方に、私は惚れ込みました。993にも、そうした空冷時代から受け継がれてきた考え方が詰まっているように感じます。

    年式を遡るほど増す、ダイレクトな感覚

    これはあくまで私個人の考えですが、ポルシェは年式を遡るほど遅くておっとりしているかというと、そうではないと感じています。むしろ年代を遡るほどダイレクト感が増していき、ゴーカートに近い感覚に近づいていくように思います。公道では車の軽さが大事で、低い速度からでもアクセルを踏み込んで楽しめるのが、古いポルシェの面白さだと思っています。993はその空冷の感覚を味わえる、ひとつの到達点だと私は感じています。

    もちろん、最新のポルシェも乗りやすく速く、快適です。ただ、それと「楽しい」はまた別の話だと、私は思っています。どちらが優れているということではなく、それぞれに違う良さがある。993のような空冷モデルには、最新モデルとは違う種類の楽しさが確かにあります。

    古いポルシェと生きるということ

    ただ、古いポルシェを所有するというのは、良いことばかりではありません。私自身、多くの旧車に乗ってきましたが、きちんと整備をして「これなら大丈夫」という状態にしてからでも、試乗中に不調が出ることはあります。40年、50年前の車をどれだけ直しても、当時の新車の状態に戻るだけで、現代の車になるわけではありません。故障や不便さも含めて楽しめる人でないと、古いポルシェと長く付き合っていくのは難しいと、正直に思っています。自分で整備できるか、信頼できる整備工場が近くにあるか、そして時間と費用、故障を受け入れる余裕があるか。そうしたことが、古いポルシェには必要になってきます。

    見学だけでも、ぜひ一度

    それでも私は、993のような空冷の911を、できるだけ多くの方に味わってほしいと思っています。ボディ剛性感やステアリングの感触、ブレーキの効き方、エンジンの音や振動、車の軽さ。こうしたものは、本や動画、ミニカーでは絶対に分かりません。触って、乗って、走ってみて、初めて分かるものです。993のような最後の空冷ポルシェを、一度は味わってみていただきたい。それが、私がこの仕事を続けている理由のひとつでもあります。

    PORSCHE GATEの見学は、いつでも無料です。993をはじめとする空冷ポルシェがどんな車なのか、まずはご自身の目で、そして体で確かめにいらしてください。

    見学のご相談は、LINEから承っております。 https://line.me/R/ti/p/@664gahzt (ID: @664gahzt)

    PORSCHE GATE 代表 髙橋 広規